
人口減少が進むなか、多くの自治体は「移住促進」と「観光誘致」という二つの柱に依存してきました。
しかし、移住は高いハードルが伴い、観光は一過性にとどまりがちです。地域を持続的に支えるには、これらに代わる第三の仕組みが必要です。
MCL(Multi-City Link) は、その答えとなる新しい居住モデルです。
人々は複数の都市に生活拠点を持ち、そこで「いってきます」と「ただいま」を繰り返します。観光客でも移住者でもなく、地域の日常に溶け込み、再び戻ってくることを前提とする存在。そうした人々が増えることは、地域に持続的な「関係人口」を創り出し、経済・文化・社会に新しい活力をもたらします。
MCLの特長は、拠点のどこも「主」や「従」ではなく、すべてが対等であることです。東京では情報や人脈を得て、地方では地域と協働し、リゾートでは心身を整える。都市ごとに異なる日常が重なり合い、一人の生活者が複数の街に根を張っていく。
その往還が、地域と都市の双方に新しい循環を生み出します。
本ページでは、MCLの概要をまとめたパンフレットと、詳細な理論・事例を収録したコンセプトブックをご用意しました。
ぜひダウンロードいただき、地方創生の新たな戦略としてご活用ください。
発行:エンライトンリサーチ合同会社/KT&M株式会社 (共同開発)