その後の35mm一眼レフと外見はほぼ変わらないのですがいくつか異なる点もあります
まずシャッターボタンの位置
ボディ前面上部に配置されています。斜め手前下に押し込む感じです
手指の形を考えるとこちらのほうが自然かもしれませんね
次に巻上げはレバーではなくノブを回して行います。バルナックライカはじめ当時のレンジファインダーのカメラもそうでした
かなり力を入れて回さないといけないこともあり素早く巻上げるのは難しいです
もう一点はシャッタースピードの設定・表示機構です
Leica Ⅲfなどは低速セットは別タイヤルでスローガバナーのコントロールを行いますが、Contax Sは同じノブと表示版を使い、高速/低速をボディ背面のスライドスイッチで切替えます
左にすると表示窓に赤矢印が表示され赤文字の低速、右にすると黒矢印が表示され黒文字の高速に設定されます
速度変更は速度表示板手前のノブを押しながら回して行います
低速シャッターを切るとジーっと音をたてながら速度表示板がゆっくり回転します
シャッターボタンを離すと最後に短くジっともう少しだけ回ります
この動きと音が中々味があって楽しいです
高速の場合はそのような動きはなく布幕式フォーカルプレーンシャッターとは思えないジャキっという音とともにシャッターが切れます
高速でたくさんシャッターを切ると壊れてしまいそうな感じの音です
修理屋さんによるとこの機種ではシャッター幕はほぼ間違いなく交換しないといけないそうで、その難易度も最高峰らしいです(いわゆる修理屋泣かせ)
ちなみに当機も後幕はボロボロになっていました。パーツの一部も欠損していたようで長期入院となりました
ヤフオクでは「動確」として出品されていたのですが、、、
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