ボディのNikon Fの発売開始は1959年6月、自動絞り初搭載のズノーフレックスから遅れること約1年、同年には製造・品質上の問題からズノーフレックスの生産は中止(流通量数百台とも言われています)、実質的には1眼レフ「3種の神器」(ペンタプリズム、クイックリターンミラー、自動絞り)を搭載し量産に成功した最初の機種ということになります。
アイレベルファインダーなのでピントも絞りもシャッタースピードも全部マニュアルで設定しますが、「3種の神器」によって全くストレスなく撮影を楽しむことができます。初めてこの機種を手にした当時の方々の興奮が伝わってくるようです。
手にとって使ってみるだけで時代を追体験できる正に「伝説の名機」ですね。
New Nikkor 50mm F2(1975年)
比較的初期のモデルと既にF2に世代交代した後のレンズとの組み合わせ。一回り違いのカップリング。レンズは第4世代、レンズ構成の変更(4群6枚オーソドックスガウスタイプ)、マルチコーティング、最近接距離45cmと技術的に進化しています。いわゆる「普及型の標準レンズ」ですが、それだけに色々な条件でも実によく写ります。そのうちボディに合った初期型も入手して撮り比べてみたいです。
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