Nikon S2

Nikon

Nikon S2  NIKKOR-H・C 5cm 1:2

Leica M3ショックで発売が大幅に遅れてしまったという曰く付きの機種。半年ではM3に追いつけず、フィルム巻き上げをレバー化(小刻み巻き上げ可)、フイルム巻き戻しにクランクを使用、ファインダー倍率を等倍にするなどは実装しましたが、可変ブライトフレーム・一軸不回転式シャッターなどは後継機に期待、ということになりました。商業的には成功し、生産台数は5万台超、お陰で今も程度の良い個体が手に入ります。今となるとフィルムカメラは多機能よりシンプルな(手のかかる)ものの方が楽しいので好きなカメラです。

レンズは当時NIKONの定番NIKKOR-H・C 5cm 1:2。後ろの桜の花をぼかしたかったので少し絞りを開けて撮りましたが、なかなか切れ味鋭く写ります。そんなに重くもないですし、フルマニュアルのカメラとしては使いやすいカメラだと思いますのでこれから「フィルムで撮ってみよう」という方にはおすすめです!

河井寬次郎記念館、「暮しが仕事 仕事が暮し」という河井寬次郎の自宅兼仕事場、実に居心地の良い空間です。(猫のえきちゃんのおかげもありますね)レンズはSシリーズのカメラが立ち上がる前から戦後の日本光学の復興を支え続けたNIKKOR-H C 5cm f2.0の後期モデル。室内光と屋外の光の違い、植栽のボケ、障子の格子の歪み・・・アナログな世界をお楽しみいただければ幸いです!!

日本は本当に至る所に桜があるので混雑を避けて桜を愛でることもできますね。写真を撮るも良し、花の下で読書するも良し、子供と遊ぶも良し、、、ただただ見惚れるもまた良し、、、

初秋の光の下での撮影。順光も逆光もきれいに撮れます。

逆光の近接撮影。某カフェの看板猫「ふく」ちゃん。日当たりのよい窓辺でリラックス。気持ち良さそうです。同時に撮ったスマホの画像と比べると明らかに伝わる暖かみや、ポカポカ感が違います。

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